Wynk Collaborativeとの対話
Wynkと一緒に動き始めたのが2023年。最初のプロジェクトは71 Robinsonでした。もともとのミニマルな空間に惹かれたというよりも、その中でどう変化をつくっていくかという点に面白さを感じたと彼らはいいます。共通する要素を持ちながら、どうすれば毎回違う空間になるのか。変化させながらも、軸をどう保つのか。そのバランスが、すべてのプロジェクトに通じています。
Wynkが大切にしているのは、それぞれの店舗が違いを持ちながらも、どこか共通する感覚を残すことです。印象的でありながらも、やりすぎないこと。すべての選択に理由があること。
素材の選び方もそのひとつです。使う素材はシンプルで正直なもの。ステンレススチールをベースにしながら、自然素材やテクスチャーを重ねることで、やわらかさと温かみを加えています。整いすぎず、落ち着いて過ごせる空間を目指しています。
また、デザインは必ずしも目立つ必要はありません。その場でコーヒーをゆっくり楽しめれば、それで十分です。細かなディテールに気づいてもらえるのは嬉しいことですが、あくまで主役はコーヒーと、それを淹れる人たちです。
空間の役割は、あくまでそれを支えることです。コーヒーがしっかりと見えること。バリスタが中心にいること。そのためにデザインがあると考えています。


